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全土封鎖3週間目のフランス|パリ在住の日本人が思う事

こんにちは。ひめです。

私が暮らすフランスでは、3月16日にマクロン大統領がテレビ演説で、「我々はウイルスとの戦争状態にある」と宣言し、不要不急の外出制限が翌日17日から実施されてました。
今日はちょうど21日目にあたり、3週間が経ちました。

現在のところ、この外出制限(全土封鎖)は、4月15日までということですが、今週、フランスでも感染者数がピークを迎えるであろうと推測される中、4月15日に外出制限が解かれるというのは現実味を帯びていないのでは?と思います。実際に、色々な噂やフェイクニュースが出回り、5月末だの6月末だのという話も出ています。

フランスでは、不要不急ではない外出や集会は、罰金措置の対象です。
路上では警察官の姿もよく見かけます。
先週末からフランスの子供達は春のバカンスシーズンに入るはずだったのですが、バカンスには行けないし、外出も制限されているし、ウィルスは怖いし・・・とストレスが溜まりまくっている様子です。
昨日も私の住んでいるアパートで、子供達が外に出たいと泣きわめいているのを母親が大声をまき散らし怒っていました。皮肉にも、週末のフランス・パリの気候はとてもよく、快晴。一気に春模様なのでした。

今日は「全土封鎖3週間目のフランス|パリ在住の日本人が思う事」と題して、ロックダウン(フランスではコンフィヌモンと言います)真っ最中のフランスの町で生活している、一日本人として思う事を書いてみようと思います。

パリで外出制限3週間。今、私が思う事

パリがコンフィヌモン(全土封鎖)になり、今日でちょうど3週間。

フランスでは、「ロックダウン」ではなく、コンフィヌモン(封じ込め)と呼ばれ、外出の原則禁止、具体的には、「テレワークができない必要不可欠な仕事」「生活に必要不可欠な買物」「病院の診察・治療」「子供や弱い立場にある人の世話、やむ終えない家族の理由」「個人で行う運動」「司法・行政による召集」「行政当局の要請を受けて行う公益活動」以外は、外出をしてはいけないことになっています。

今はやっとこの生活にも慣れてきましたが、1週目はこの先何が起こるのか不安で、ニュースばかり気になって、何も手をつけられない日もありました。
私の場合は、テレワークが出来ない職種の為、突然(一時的な)失業者になったこともあり、突然生活のリズムが変わったことも不安要素の1つでした。

でも、「コンフィヌモン(封じ込み)」がはじまってみると生活自体は思ったほど不安にあおられることはありませんでした。必要最低限の買物(食料品など)はできます。買い占めも始めの一週間はトイレットペーパーなどの紙類や、パスタ・小麦粉などお食品の買い占めは見受けられましたが、今ではトイレットペーパーもパスタも入荷されています。
また、マスクは不足しているものの、一時期、薬局から姿を消していたアルコール除菌ジェルも店頭に出てくるようになりました。

運動も出来ます。運動については、1日1時間1km以内と制限はされていますが、禁止されている訳ではありません。人との距離間をあけてジョギングしたり、ウオーキングすることは可能です。

それよりも、友人・知人の中にも、ウイルスに感染した人が出て来たので、生活に対する不安といつようりもウイルスに対する脅威や不安は大いにあります。

フランスのコンフェヌモン(全土封鎖)不安が減った要素

フランスでは、現在の外出制限が敷かれる前に、マクロン大統領が3月16日にテレビ演説を行いました。そのテレビ演説では、今回の新型ウイルスの感染拡大を防ぐ為にコンフェヌモン(全土封鎖)を行うにあたり、企業倒産は起こさせない意志を国民に伝え、様々な具体的な経済対策を発表しました。

例えば・・・

  • 一時的な失業(休業)になった場合、給与の84%が保証。
  • フリーランスの場合や、零細企業(社員10人未満)は、1,500ユーロ(約18万円)の支援を国に求めることが可能。
  • 中小企業においては、社会保障費・水道・電気・ガスの支払いが延期可能
  • 失業中の人は失業保険などの権利が外出制限の期間は延長される

これらの経済対策が、ロックダウン(全土封鎖)宣言と共に発表されたことで、国民は非常に安堵を覚えたと思います。レストラン、商店(食品関連、薬局除く)、娯楽施設などが休業を余儀なくされてしまったけれど、経済対策をすぐに発表してくれたおかげで、長いコンフィヌモン(封じ込み)生活を迎える国民にとっては、取り急ぎの経済面の不安は解消されたからです。

一方、日本でも「緊急事態宣言」が明日にも出されようとしています。私は、「緊急事態宣言」が「ロックダウン」や「コンフィヌモン」と同じような効力を持つような錯覚を覚えていましたが、フタを開けてみると、日本の法律的に規制できるのは、外出の自粛要請、イベントの開催制限の要請・指示どまりとのことです。

フランスのように、不要不急の外出に罰金を科すこともできなければ、飲食店等への営業停止命令も出来ないのです。

まじめな日本人の性格から、「緊急事態宣言」を出せば、政府の方針に従うことで、他国が出しているような「ロックダウン」や「コンフィヌモン」状態になるだろうと予想することは出来るけれど、経済対策の詳細が発表されていない中で、「緊急事態宣言」が出されてしまったら、飲食店や小売店の経営者達・イベント業界の人々にとっては、生き地獄のような状態になるのではないだろうか。と私は思います。

私の友人にも日本で飲食店を経営する人が何人かいますが「店を閉めるも続けるもお金が必要なのです。首がまわりません」と嘆いていました。

国民の不安を払拭することができるような政府から具体的な経済政策を出してほしいと心から思います。

まとめ

今日は、「全土封鎖3週間目のフランス|パリ在住の日本人が思う事」と題して、明日にも、「緊急事態宣言」が出されようとしている日本のニュースを聞きながら、コンフィヌモン(全土封鎖)真っ最中のフランスの町で生活している、一日本人として「外出制限」について思う事を書きてみた。

外出制限が始まって3週間。最高の気候の中、の外出制限に苦痛を感じることはあるけれど、食べものに困ったり、日用品が無くなったりというようなことは一度もありません。
運動も、通常よりは制限されているけれど、家で体操も出来るし、1時間以内の外出は許可されているので、一日中ベッドで横になっているということはありません。

パニックになって、買いだめの為にスーパーに集まると、人が多すぎて感染のリスクがあがるだけです。日用品は無くならない、無くなってもすぐに入荷される。だから落ちついてほしいと思うし、出来るだけ家にいて欲しいと思います。

政治的には、経済対策面において、曖昧な点が非常に多いので、具体的な政策をなるべく早く出してほしいと思います。

一人一人が危機意識を持って乗り越え、安全安心な生活が一日も早く戻ることを願います。

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